本書はとても短いなかで、端的にお金や人脈となかよくなるにはどうすればいいかをマーフィーの法則を引用しながら整理しています。書いてあることは非常によく言われていることなので、こういった啓発書を読んだことがあるかたにはあまりメリットはなさそうです。ただ、さくっと読めて簡単にまとまっているので、ちょっと興味があるひとはこの手の啓発書のさわりとして読んでみるのは良いと思います。
【audiobook.jp】 マーフィーお金と人を引き寄せる魔法のルール 著者 ビジネスマップ編集部 |
お金や人脈を集めるためには自分の行動を変える
本著では、「お金も人も引き寄せるための法則」「仕事で成功するためのルール」「成功に導く『金の人脈』を作るには?」、「お金に好かれる自分になるには?」の4つの視点から引き寄せのための方法を伝授するとしています。
もちろん何もしていなくてもということではなくて、この世の中で変えられるのは自分自身だけですから、我々がどのように生活を変えるとよいのかを教えてくれています。
特に我々日本人の考え方というところにも視点をおいているところは他の本とは違うところかも知れません。
自分を変えていく方向性
先ほど日本人はというきうキーワードを出しましたが、最初の方に出てくるマーフィーの法則は、豊かになろうとすることは人間の自然な欲求であり、これがモチベーションになるということです。この文章自体は聞いていただけなので正確な文章ではないですが、内容としてはこういったことだと思います。
豊になるということが何を示すかではあるのですが、日本人はお金儲けをするということに良いイメージを持っている人が少なくない気がします。文化性の話だとは思うのですが、小さい頃からこういった考え方で動いているので、うまく豊になるようなイメージをつけられていないということが指摘されています。
まずは、自分にとっての豊かさを定義し、それを求めていきましょうとしています。本著のタイトルがお金を引き寄せるとしている以上、豊かさの一つはもちろん経済的な自由をしめしていますが、それを悪と考えないという考え方がまず大事です。では、定義した内容にしたがってどう動くかを考えていくことが必要です。
目標を明確にすると言うことですね。
成功している人のマネをする。そして潜在意識を変えていく。
他に本著で提案されていることには、周りのツイている人や成功者のマネをしましょうとしています。ある程度はそうかも知れませんが、自分の置かれている現状と周りの人との現状は違うのでちょっとそのまま鵜呑みにすると痛い目をしそうな気がしますが、出来そうなことからやるということなら良いかも知れません。
ただ、どういったことがその人がツイている要因なのかは本書では指摘されていません。ただ、成功者は自分の行動をすべて見直しており改善しているといっていますので、我々もそれぞれの行動を見直し改善していくことを求めているのかも知れません。
こういった行動を通して、普段から良い行動を実践するためには当たり前を通り過ぎ潜在意識の中にたたき込むことで習慣化することが大事ととかれています。これもよく言われることです。ただやはり何を残すかが課題ですね…。変な習慣をつけると逆効果に見えます。
自分の周り変えるにはまず自分からその考え方に気付き、ではどう変えていくのかを考えるためのロールモデルをみつけ、そしてそれを行動に移し、自分自身の普段の活動に浸透させていく。このストーリーをそれぞれマーフィーの法則を踏まえて説明しているのが本著の概要でしょうか。
【audiobook.jp】 マーフィーお金と人を引き寄せる魔法のルール 著者 ビジネスマップ編集部 |