先日プレゼンを見てくれませんかと言われてコメントをしたのですが、その人のスライドを見ていて思ったのがとにかく一つ一つの内容が「終わらない」のです。
相手が疲れないことを考えながらストーリーを作る
このときはプレゼンだったのですが、文章を書くときなんかも同じでとりあえず話を聞く、文章を読む間に頭に置いておく必要があることを減らしていくことを心がけると良いです。
論文なんかを書くときには、「長い一文を書くな」と言われたりします。これはなぜかというと、文章構造が複雑になって、修飾語がどこに係っているのかがわかりにくいと言うこともあるのですが、どちらかというとやはり、読み手が頭に置いておかなければいけない情報量が増えることを防ぐためと思います。一文で言いたいことをスパッと言い切って次にいくと相手はそこで一段落してその文章については自分の理解で頭の中に落ち着き、次の話にいくことができます。
これをしないで、「こうこうこうで」、「それでこうなって〜」というのを繰り返しているうちに、聞き手、読み手が自分の理解に落とすまでが長く、最初に言っていたことを忘れてしまったりします。
そういえばひいらぎやの後輩のプレゼンでスライドはちゃんとしているのですが、発表しているときの話が終わらないという人がいました。単純に「これがこうで〜」「そうなって〜」というのを本当にそのまま口にだしてしまっているのです。とりあえず「です」「ます」で句点(。)をつけて文章を終わらせろと言ったものです。
議論の際にワーキングメモリをクリアしていこうという話は前にも書いたことがありました。
先日、会議で立て続けに不思議なことに出会ったので愚痴にならない程度に書いてみたいと思います。それは、ある課題とそれに対する対策を決めるときに、定義された課題についての対策についての意見を述べたときに、「いや、でも、それはこれには対応出来な[…]
とはいえ、文章やストーリーの作りも大事
ひとかたまりの、話を終わらせたとしても、その論理がちゃんと整っていなければ結局相手は理解できず、ワーキングメモリがクリアされないので、そこはやはり気をつける必要はあります。できるだけ細かく言いたいことを区切ってそれぞれがわかる内容でまとまっているかを見直すことも大事でしょう。
スライドのページでも、文章の一段落でも、それぞれで伝えたいことが何かということをちゃんと意識してコンテンツを作るとわかりやすさがずいぶん変わると思います。
さて、そんなことを書いているこの文章がちゃんとまとまっているのかと言うところが心配ですが、皆さん僕のいいたいことがちゃんとこの文書で伝わったでしょうか(笑