Time_to_consider

強制的に考える時間を作る。考えるための時間を作るのでは無く結果的に考えることになる予定を作る。

以前、遊び回っていた頃(笑)、当時の彼女に「あなたはそうやって考えることから逃げている」と言われたことがありました。このblogの趣旨でもありますが、やはり考えること、それに基づいて実際に身体を動かすことが大事です。とはいえ、考えるってなんでしょうか。どうやってそういう時間を作れば良いでしょうか。

考えると言うこと

実は個人的には何でも良いと思っているのです、日々見たこと聞いたことで少し気になったこと書き留める、もちろん頭の中に留めておいてもいいのですが、それを後から深く考えてみるといろいろと気づくことがあります。ふと気になったことというところできっと神様がそこを気にしてみなさいよといってくれているのです。

気づいたことを後で考えてみる。どこに飛んでいってもかまいません。マインドマップを使って考えの広がりを楽しんでも良いかもしれません。もちろん何も道具を使わずに頭の中でいろいろと妄想してみるのも楽しいものです。こうやって思いついたこと、あなたというバックグラウンドの中でのみ醸成される考えというのは他にまねができないモノです。ただ、一瞬で思いつくことは、世界で数万人の人が考えていることです。電撃的に独自性の高いアイデアが産まれることがあると言います。これはあくまでも、常にモノを考え、自分自身の背景を十分に反映した考えの種をたくさん持っていてこそ、その種が有機的に結びついて思いついた本人からしても思いもよらぬアイデアが産まれるのです。

強制的に考える時間を作る

とはいえ、考えるための時間を作るのは結構難しいです。現代の人々はとても忙しく、やることが一杯で、考えるというゴールがはっきりしない、どこまで時間を使っていいのかがよくわからない予定を確保するのは難しいです。もちろんひいらぎやもそうです。

そこで、どうしているかというと、強制的に考える時間を作ると言うことです。どうすするかというと、美術館などに行きます。アーティストの方々には申し訳ないのですが、ゆっくり作品を見る振りをして考え事をします。ゆっくりと一作品ずつに時間を使いながら最近の気になっていること、気づいたことなどを思い出し、それらが自分の考え方的にはどのような位置づけになるのか、どのような点と結びつく可能性があるのかなどなど、こう書くと難しいですが、とりあえず妄想します。こうやって別の用事をいれ実際はその際に物事を考えることで強制的に時間を確保するのです。考えるための時間の長さを決めるのは難しいですが、美術館に行くための時間をとるというのは予定にとても書きやすいのです。

ここでは、アートを道具として使ってしまっていますが、アートから学ぶこともたくさんあります。たとえば、西洋画を見に行くと、半裸の女性などがかけなかった中世では、神話の中の一コマだからということで神様の絵にそのような要素を求めようとしました。従って、聖書やギリシア神話にまで考えが及ぶことがあり、当時の考え方やバックグラウンドを調べたりしてそれを掛け合わせると面白いアイデアがでるかもしれません。

美術だけを例に挙げましたが、その他にもいろいろなやり方があるでしょう。スキューバダイビングでは海の中で視覚と触覚のみを使い、普段とは全く違う景色を見ながらものを考えることができますし、茶道をやれば、茶室という密閉空間で普段と違う身体の使い方をしながらいろいろな事を心身で感じることができます。

最近やっているfit boxingも同じような時間に使えています。以前の記事のようにジョギングの際の頭は本を聴くことに捧げてしまっているので、その時間は使えないのですがfit boxingの時は意外に頭が空いています。パンチのタイミングが少し複雑になるとそちらに意識が行きますがパターン化してくるとその時間に頭が使えます。今日のblogはなにかこうかなぁということやら前の日にあったことなどそんなことを考えられる時間になっています。

生活の中に空白を作ることで余裕が産まれる。

普段忙しくしている一こそ、物事を考える時間、すなわち脳をリラックスさせる時間が必要です。このように強制的にものごとを考える時間を作ることで生活が少し豊かになるのです。

休みだからといってテレビをつけてしまうのではなく、河原にでもいって寝っ転がってみると面白いことが起きるかもしれません。

(この記事は2018年9月17日 3:57 PMに公開した物を加筆・修正した物です)

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