11月に続いて12月もと続いて2ヶ月きく家さんにお邪魔できました。当然素敵なお寿司をいただけました。昔はふらっといって入ってというイメージだったところは変わってしまいましたが、コースになった分洗練されている気はします。今回連続では入れたのは実は新型コロナウイルスの影響。前に入っていた予約が自粛要請で営業できなくなった分、後ろ倒しされてぎゅっとスケジュールが詰まったのでした。ちなみに次は2月です。1月は残念ですが、2ヶ月に1度くらいがちょうどいいかもしれません。今回はすべてのネタの記録をしてきたのでリストを載せられます(笑
このお店は最初に出てくる(というかおいてあるのですが)箸置きがまず楽しませてくれます。今回は4人で行きましたが、2人は猫(それぞれ種類が違います)、もう二人も動物の箸置きでした。ここから既にわくわくさせてくれます。写真の通り僕は猫ちゃんにサポートしていただいて今回の素敵な宴のスタートです。
いつもお邪魔したときに次の予約をしてきます。今回の「次回」は4月です(先ほど書いた2月は友達に誘ってもらった会です)、もういつの話かという感じで予約はとれないので、適当に4人で予約を取ります。そうすると、一月くらい前になって、誰を誘う?ということで調整を始めるわけですが、今回は最初に声をかけた方が是非この人をと、一人声をかけてくれました。ひいらぎやは知らない方だ立ったのですが、思いも寄らぬ出会いがある物です。こういったところで人と人がつながっていくというのも素晴らしいですね。
さてここから、それぞれのネタの紹介です。前回11月のエントリはこちらです。
きく家。金沢中央味食街から移転後何度目かの訪問。いつもオーソドックスながら素晴らしい味のお寿司をいただけるお店。
先日行っていたきく家さんの紹介です。ひいらぎやは、きく家さんが中央味食街という金沢でももっともディープな場所にオープンした直後から通っていて、前はその日に何も考えずに立ち寄って寿司をつまんで変えると言うことをしていたのですが、さす[…]
ドリンクを頼んで最初にすこしおつまみがでてきます。昔は適当にお刺身きってもらえますかーとか言ってたのに(笑)それはそれとして、今回は黒バイ貝とカマスのあぶりです。向こうに見えているのはミョウガのツマですね。前にも書きましたが大根のツマはみんなが残すので食べてほしいと言うことでみょうがにしたとのこと。これを聞いたのは何年もまえでSDGsがはやる前ですので、とっても時代を先取りしていたのかも知れませんね(笑
ドリンクはビールにしようと思ったのですが、今回一緒に行かれた方がハイボールを注文されていたのでひいらぎやもハイボールに。白州にしました。ガラスグラスで出てくるのかなと思ったのですが陶器の器でした。美しいし、とてもおいしゅうございました。
次に出てきたお刺身は鰤です。これは先月同じですね。赤大根は紅くるり。先月は能登のものとうかがいましたが、今月は聴かなかったです。でもきっと能登でしょう。脂がのっていてハイボールにもよく合いました。
ハイボールを飲んでいて夢中だったのか(笑)、さっぱり手をつけていない状態での最初に出てきたお皿たちです。見た目も鮮やかで美しいです。
そしてサゴシ。サワラの幼魚です。一緒に付け合わされているのは山わさびです。すっとした辛みがサゴシによく合います。
そして、鰯の巻物です。鰯はそのまま握ってもらってもいいのですが、ここはまだおつまみのフェーズ。鰯と大葉、そして海苔の香りが王道ですが、とっても素晴らしいです。これは出てきてすぐに頂きたい一品、海苔がしける前に!
このあたりから日本酒へ。大将にお願いすると濁り酒が出てきました。純米 廣戸川。濁り酒です。福島県のお酒。甘みも感じられるのですが、キリッとしていて微炭酸もあいまってすっきりとした飲み口でした。
アオリイカです。このおいしさは説明はいらないですね。しかもとっても甘いやつ。
幻のスズキといわれる、平スズキ。富山の氷見の物だそうです。帰ってきてから調べてみましたが、漁獲量が少なく味も良いので高級魚だそう…。もちろんおいしゅうございました。
こちらは太刀魚です。さっぱりしていて幸せです。
こちらはカワハギです。肝を乗せてもらっていてねっとりとした感触とお刺身の食感の差が良いです。この時期で大好きなネタの一つ。
かんぬき。さよりですね。いつ見てもそもそも見た目が美しいです。かんぬきとよばれるものは30cmを超える大きなものだけだそう。といっても今時もう「かんぬき」といわれて何かわからない人も多いのかも知れませんね。両開きの扉の鍵に使う長い棒のことですがさよりが細長いところからきているのでしょう。
アジです。よく食べられる魚ですが、お寿司にしても大好きなネタの一つです。というかひいらぎやは光り物がすきなので、回転寿司なんかにいっても少し安めの光り物ばかりたべています(笑)
来ました、香箱です。食べ方としては前回と同じですが、やはり心躍ります。当然おいしすぎです。
ここで次の日本酒に。今日のメンバはペースが遅め。体にはいいですね(笑)
上喜元 特別純米 きたしずく スマイル。山形県のお酒です。ドット絵が印象的です。するするっと飲めてしまうような軽い口当たりで、フルーツの香りも。こちらもおいしゅうございました。酒器も毎回違う物がでてくるのでそちらも楽しみだったりします。上喜元の最後の「ゲン」だけ書いてあるのですね。なかなか遊び心があるエチケットです。
先ほどの香箱ですが、上喜元と並べてみました。なんとも素晴らしい絵です(笑)
こちらは甘エビです。とろろ昆布と一緒に。甘エビはそのままで食べてもおいしいですが、とろろ昆布と一緒に食べることで、当然うまみと香りが断然増します。
万寿貝です。さっぱりとした甘さが口に拡がります。日本酒とも当然バッチリです。金沢では万寿貝とよびますが、カガミガイとか白貝とよばれる2枚貝です。
マハタです。上にかかっている黒い粒は炭塩だそう。こちらも高級魚ですね。歯ごたえもあって素晴らしいです。
マグロの赤身。よく食べられるものですが、滅茶苦茶綺麗です。宝石のよう。当然味もすばらしいです。
このあたりでまた次のお酒に。一白水成純米吟醸。秋田県の福禄寿酒造のお酒です。一白水「星」というと九星気学の一つを思い出しますが、これは「一白水成」。白い米と水から作るということで一白水成の模様。このお酒も切れが良く香りも立ち、それでいて寿司を邪魔せずおいしゅうございました。
どーーーーん。大トロです!解ける!口の中で甘く解ける!もう絶品です。説明できないので是非食べに行ってください(笑)
しめさばです。しめさばも難しくて、お酢と鯖自体の香りがあわないとちょっといやなにおいになってしまったりもしますが、もう最高です。酸味は当然ありますがちょうどいい酸味で、強すぎず鯖の香りを引き立てる感じ。
そしてほいっと手渡されたのはまたこれが来てしまいました。鱈の白子とウニの手巻き。ご飯がほぼ見えませんが、ご飯があるからこそ成り立つ一品ですね。米、白子、ウニのそれぞれの甘さがどうしてこんなに調和するのか。
あれ、このネタのメモが抜けている!!!ということで赤身のお魚です(汗)やっぱりちょっと酔っていたのでしょうか…。というよりも少し前から食べるのに夢中でメモがおろそかになっていたりはします(笑)
そして日本酒も切り替え。2合ずつ頼んでいるのですが、スピードアップしてきました。冩楽(しゃらく) 純米吟醸です。福島県のお酒。とろっとした感じで粘度が高いなぁと感じました。山田錦をつかった限定品の様子。こちらもフルーツような豊かな香りと淡麗な飲み口。大将がこういうお酒好きなのかな…。
こちらは穴子です。白焼きしてタレが少し塗ってある感じ。当然ですが甘くどくもなく上品な味わいです。
お味噌汁はすだれ貝。この貝もあまり流通には乗らない模様。赤い足が特徴的ですね。濃厚でクリーミー。とってもおいしゅうございました。
終盤が見えてきてしまいました。かんぴょう巻きです。これだけでもおいしいお店はおいしいんだなと言う感じです。幸せ。
そしてカッパ巻き。前回も書きましたがキュウリの千切りで食感をだしています。ごまも入って香りもよいです。このカッパは大好き。
ここまでで終了だったのですが、追加でネギトロをお願いしました。ネギトロも奥からトロの切り身をだしてきていただいてそれをその場で潰しています。これも最高においしい。
これで今回の部は終了です。冬の間にはこれないので、次は春の食材に出会いに来ることになります。それはそれで楽しみです!
店舗名 | きく家 |
住所 | 石川県金沢市中川除町76 |
電話番号 | 080-1969-3380 |
営業時間 | 18:00〜22:00(18時の回と20時の回の2回転のみ) |
定休日 | 水曜日 |
Webページ | – |