スペイン料理アロス。旬の食材を変幻自在においしく料理してくれ、そしてもちろん定番のお皿も素晴らしい。ただし飲み過ぎに注意…。

金沢にはいくつか飲み屋街があります。有名なところは前にも書いたような気がしますが片町ですが、そのすぐ近くに木倉町というエリアがあります。ほぼ一本の通り（裏の方にも素敵なお店はあるのですが）の両側に居酒屋が並んでいます。

先ほどリンクにしましたが木倉町のホームページのトップ写真がまさにいい感じです。今度撮ってきて載せておこうと思いますが、是非先ほどのページを見てみて下さい。とってもいい雰囲気です。

さてその中にありますスペイン料理アロスに行ってきました。10月の終わりです。マスターがとても面白い人で、そして料理も本当においしいおすすめのお店です。

いつもお任せでお料理を出してもらいますが、今回の一皿目は…。

なんと香箱が出てきました！ズワイガニの雌の事を金沢では香箱蟹と呼びます。地元金沢の蟹漁の解禁は今年2021年は11月6日ですので7日から食卓やお店に並ぶことになりそうですが、この蟹は新潟産とのこと。何にせよ初物です。スペイン料理屋さんではありますが、旬の食材をそれに合わせてだしてくれます。最初に食べるのあれば定番で食べたいですよね。あ、最初はスパークリングワインからスタートしています。

次に出てきたのはピルピルです。ピルピルはアヒージョです（笑）。謎の日本語ですね。塩鱈のアヒージョのことをピルピルと言います。熱々のオリーブオイルに投入された塩鱈から「ピルピルピルピルピル…」と音が聞こえるからだとか…。それに鱈の白子です。ふぐの白子はもう少し先。ある意味親子丼ですね。ご飯の代わりにバケットですけど。熱々をそのままスプーンですくって頂いてもよいですし、バケットに乗せて食べても当然幸せです。このピルピルはアロスの定番の一品です。これを食べたかった！といってくる人も多いです。

ここですでにお酒は3杯目。白ワインに…。

次に出てきたのはお肉たち。牛と豚です。牛のこの赤さが最高じゃないですか？そしてこのお肉に係っている甘いソースがとてもおいしかったりします。甘い物は実は苦手なのですがこれはいけるのです。そしてこの大粒のマスタードがまた素敵です。赤ワインにお引っ越ししています…。

はい、だいぶ酔っ払ってきていて何の鳥だったか…。たしかうずらだったと思います。うずらのお肉ってあんまり食べないですよね。アロスは他ではみない食材があったりします。それもまた楽しいです。目の前でマスターが解体をしていることなんかもあって、苦手なひとはカウンターは避けた方がいいかもしれません（笑）

そして締めです。パエリアもアロスの定番ですが、その季節によって具材が変わります。イカスミのパエリアだったりノドグロのパエリアだったりそのほかにもいろいろ。この時期はやはり香箱でした。後から刺してくれてある甲羅もなんとも映えます（笑）。もちろん味も最高でした。

そんなこんなで大量のワインを消費しそして、この後は「焼き鳥横町」という更にディープな界隈に移動したのでありました…。「焼き鳥横町」についてはまた別の機会に…。