みなさま石川のおいしいものって何が思い浮かぶでしょうか。とりあえず冬ですよね。
カニ、お刺身、ですよね。はい、そうです。そうです。が今回は少しそこからはずれるのですがおいしいモノ!
石川県の冬のごちそう
実は能登の方では牡蠣の養殖が盛んですし、鱈の白子も冬ならではです。そしてお肉と言ったら能登牛…。このあたりのおいしいものがぜーんぶはいった旬菜焼はざまさんの「牡蠣白子能登牛生姜味噌鍋」を頂いてきました。いやほんとながいですよね。でもドストレートに中身を示しているものだったりします。
今回は知人が金沢にいらっしゃるということだったので、この季節ならこれ!ということでお邪魔したのでした。なお、こんな時節なので4人だけで個室をお願いしました。
4人席はこんな感じ。ちょっと変な並びになっているのですが鍋がおいてある側に扉があってマスターが鍋のお世話をしてくれるのにその場所があいていないと都合がわるいのでこんな配置。いつも前菜はこの箱に入って出てきます。鍋にも下準備がされていて生姜のいい匂いがしています。
前菜は実はほかではあまり見ない珍味が並びます。これ完全に日本酒なんですよ。真ん中のは完全にわからないと思いますが、豆腐の味噌漬けです。1年間寝かしているそうで、日本酒のつまみに最高です。ちなみに僕は前菜と言っても全然次のお皿の前に食べきれずに箱からお皿だけ取り出して箱だけさげてもらいました(笑
普通に鍋をお願いすると前菜の後にそのままお鍋なのですが、今回はその間に少し酒のつまみを追加でということでお刺身をお願いしております。これも最高においしい。
そして鍋です。牡蠣、白子、能登牛は食べないといけないので、グズグズしていられません。すぐに鍋です。蓋を開けるとさらに生姜の香りで部屋が一杯になります。この量の生姜味噌を溶いてから牡蠣からスタートです。
最初は牡蠣です。ちゃんとした具材ですが、順番に出汁が出て後で食べれば食べるほど味が複雑になっていきます。マスターはまだ牡蠣も小さめとおっしゃっていましたが、でも十分おいしい。冬の間にもう一回は来たくなりますね。
一人あたり4つ?火はすぐ通るので取り分けて頂いて食べます。ここでは卵ですがその横にはポン酢のお椀もありますのでどちらでも好みで。これだけあれば両方の風味で頂けます。ポン酢も自家製で非常においしいです。
牡蠣の次は白子です。これもすぐに火が通るのですが取り分けて頂きます。これも卵とポン酢両方で頂きました。ポン酢をつけてから卵に通してもおいしいです。まぁとりあえずおいしい(笑
次に野菜ですとでてきましたが、いや、もう野菜というかこれは松茸様じゃないですか。今年初の松茸でした。国産。大変おいしゅうございました。椎茸も能登のもの、金沢らしいのは生麩ですね。左側に見える黄色いのがそれで、その下にはお豆腐が隠れています。紅葉の形のも生麩で作られています。
椎茸の上側にはたっぷりと長ネギがあります。これは加賀一本ネギという加賀野菜。鍋に入れると途端にネギがしっかりと主張し始めます。ちなみに、口に入れたときに口の中に熱い芯が飛び出さないように、縦にも切れ目を入れてくださっていて、これで味もしみやすいんだそう。
はい。松茸をいただきます…。こんな大きなモノを一人で食べていいのかという気分ですが香りも味も最高でした。
能登牛はしゃぶしゃぶで頂きます。この量が一人前。見て頂くとわかるのですが器にも気を遣われていて本当に目にも幸せです。牛と言うことでもあり、赤いくらいで、卵につけていただきました。生卵のおかわり付きです。
最後はすっきりとシャーベットを頂きました。紫蘇というのも珍しいのですが非常においしいです。隠し味にお酒がはいっているのですが何のお酒かは是非食べてみて当てて頂きたいと思います。
そんな感じでとても楽しくおいしい時間を過ごさせて頂きました。今回は日本酒で攻めましたが、ワインも豊富に用意されているのでお好みで楽しめると思います。お値段はお酒もいれて15000円ほどというお値打ち感。都内で食べたらいくらするんだろうねといいながら帰ってきました。
秋の早い時期にこれたので次は冬にもう一度来なければ!と決意している次第であります。
お店情報
店舗名 | 旬菜焼はざま |
住所 | 石川県金沢市下本多町6番丁6-1-2 (金沢21世紀美術館、金沢歌劇座近く) |
電話番号 | 076-224-5088 |
営業時間 | 11:30〜13:30、 18:00〜22:00 (日曜日の営業は夜のみ) |
定休日 | 第一日曜日 |