さて、4月の白山比咩神社の帰りに久しぶりにおそばを食べに行ってこようと唐変木さんにお邪魔しました。学生の頃からなのでもう15年以上通っている気がします。ひいらぎやが一番好きなおそば屋さんの一つです。
お店まで
お店は白山比咩神社からさらに山奥(笑)方面に進んだところにあります。ほぼ自家用車でないと難しいともいます。バスを使うという手もなきにしもあらずではありますが…。そんな場所ですのでもちろん駐車場完備です。
見た目はこんな感じのロッジです。蕎麦とロッジってなにか不思議ですよね。派手な気がしますが、角度的には道から見にくいのでしっかり地図でしらべてから訪問して下さい。
店内
店内はがっつりロッジです。他のそば屋さんのような「和」という雰囲気はないのですが、ここだけ「自在鉤(じざいかぎ)」があります。自在鉤は囲炉裏に鍋をかけるための道具で、火からの鍋の高さや角度などを自由に変えられるために自在鉤と呼ばれたりしますが、ここには囲炉裏はありません。
でも立派な自在鉤です。でも一番下のやかんは木製でした。あくまで観賞用でしょうか。
メニューとおそば
蕎麦の種類は2種類で、「特上」と「馬方」があります。特上は殻をのぞいたある程度細いそば、そして馬方は蕎麦殻まではいった箸の先ほどもあるような太さのおそばです。
これをざるそば、おろしそばでいただけます。おつゆは一般的な醤油のおつゆと塩つゆを選べます。つゆとろはおつゆにとろろ芋をまぜたものです。メニューの重ね蕎麦は特上と馬方の盛り合わせです。これだけでもかけ算でいろんな食べ方が楽しめます。
高遠そばは味噌風味ですが期間限定ということで今はありませんでした。
ひいらぎやはいつもは特上をいただいているのですが、今回久しぶりにきたので馬方もいただきたいと思って、盛り合わせの「重ね蕎麦」にしました。つゆは「つゆとろ」です。
左上のおちょこには白い液体がはいっているのですが、辛味大根の汁です。最初にちょっとだけなめてみるとわかるのですが、これが本当に激辛、すきっぱらにそのまま飲んだら胃が痛くなりそうなくらいです。
最初は優しいお味のおつゆで蕎麦をいただいて、この大根の汁をいれていただきます。ただ、本当にちょっとずついれてください。味ががらっとかわります。
特上は蕎麦らしくのどごしを楽しめるのですが、馬方は吸い込むと固すぎて喉を通りません。ですのでしっかり噛んでいただくことになります。特上も細いと行っても馬方より細井だけでしっかりしたそばで香りもすてきです。
それぞれ違うものとしていただくのがおいしいです。
本当においしくて、幸せになれました。そば、つゆともに香り味がとっても素晴らしいです。
最後にそば湯をいただいて汁まで完食です。
来店者のメッセージを書いておけるノートが各テーブルに置いてあるのですが、おそばを待ちながら、ちょっと覗いてみます。石川県に来たからという県外からの来客も多かったり、石川県の人でもここが一番だから友人を連れてきたなどそんなメッセージがたくさんあって本当に愛されているんだというのがここからもわかりました。
店舗情報
店舗名 | 蕎麦ごゝろ 唐変木(そばごころ とうへんぼく) |
住所 | 石川県白山市若原町甲100-1 |
電話番号 | 076-254-2281 |
営業時間 | 11:00~16:30 |
定休日 | 木曜日・金曜日 |