鮨一誠 お店の前

鮨 一誠。コースで小料理もお寿司もゆっくりと。ワインもしっかりと飲めるお寿司屋さん。

友人の紹介で久しぶりに新規開拓に行ってきました。お店自体は知っていたのですが立ち寄る機会が無く…。お寿司屋さんて誰かに紹介してもらわないとなかなか開拓しにくいですよね。

店構え

お店は金沢駅兼六園口(東口)から武蔵が辻・近江町市場方面に歩いて行った別院通りの入り口にあります。金沢駅を出てから徒歩で10分も係らないと思います。

店構えはこんな感じ。この日は暖簾がくるくると巻かれていたけど、予約で満席だったからかな?

鮨一誠 お店の前

お店の中に入るとL字のカウンターがあり、ひいらぎやがお邪魔した日は長辺に6名、短辺に2名のお客さんがいらっしゃいました。もちろん我々を含んでいます。

壁には金沢芸妓さんの千社札が貼ってありましたが。芸妓さんが遊びに来たという証拠ですが同じ芸妓さんの(別のバージョンの)千社札が貼ってあったので何度かいらっしゃっていると言うことでしょうね。ということであれば芸妓さんのお墨付きと見ても良さそうです。

まずは御料理から

このお店はコースのみの提供です。また、夜は2回転で時間が決まっていて、お客さん皆同じ料理をいただくというスタイルです。13200円でお寿司屋さんと思うとそんなに高くないというイメージです。

こういうスタイルだと適当なタイミングで御料理がどんどんでてくるので気が楽です(笑

最初は少しビールをいただきたかったので恵比寿の小瓶をお願いしてスタートしました。

最初のお皿は赤なまこの酢の物。もずくと混ぜていただきます。上品でとても素敵でした。これは被災地でもある七尾のものです。

そしてこちらも、被災地のもの。

能登の鯛の松皮焼と北海道のウニ。そしてその上に能登塩のジュレを乗せたものです。松皮焼の香ばしさとウニのあまさ、そしてジュレの塩辛さがうまく合っていて幸せです。

そしてこのあたりから日本酒に。やはり能登のお酒を。

能登の櫻田酒造は全壊してしまいましたが、奇跡的にのこった初桜を天狗舞とブレンドして発売したものです。利益はすべて復興支援に使われるとのこと。

そしてそのお酒を飲みながらホウボウとわかめ。この自家製のちり酢が絶品でした、様々なスパイスが入ったポン酢というイメージですが、決してお刺身の味を邪魔しません。

そして珍味の盛り合わせ…。鯛の真子を炊いたやつと、牡蠣のオイル漬け、そして、平目の肝でした。左上小さくて見にくいですが平目の肝があります。日本酒にぴったり…。

次は、ヤリイカの身とイカスミ、そして山菜のうるいのリゾットです。うるいのシャキシャキ感とイカスミの香りがよくてこれも日本酒がすすみます。

そして、鰯の海苔巻きです。これ見ていただくとわかりますが、ご飯はいっていなくて、ネギかな?を中心にご飯の代わりに鰯のお刺身を海苔で巻いたという感じのもの。鰯に脂がのって絶品でした。

さて、そして次のお酒に…。やはり能登の数馬酒造の竹葉です。

実はこちらも被災しているので、同じ石川県ですが南の方で被災を免れている吉田酒造のサポートが入っているもの。

これは先ほどの櫻田酒造のパターンとはちがい、数馬酒造のもろみを吉田酒造に運んで、絞りと瓶詰めなどの作業を吉田酒造で行ったものです。

ここで、お口直し?という感じでガリがでてきました。でも見た目は我々がよくみるやつと違います。生姜がブロックでごろごろしています。そして香りも味も衝撃的(笑

修業先ではもっと辛かったとおっしゃっていましたからどんだけという感じです。でももちろんおいしいです。

口直しが出てきたと言うことはここからお寿司に。

ということでお寿司です。まずは甘エビから…。いやこれすごく丁寧に処理してあります。とっても甘くて深い味わいがあって幸せ。

そして真鯛。

平目。先ほどの真鯛も平目も御料理として火を通していただいているのですがやはり別物ですね。

マグロの漬け。

トロです。大トロかな。

こしてコハダ。コハダ大好きなのですがここのもやはり最高においしかったです。

もう一度トロ。先ほどの大トロとはまた風味が違います。

そしてさわら。これも美しいですね。

鰯様!様を付けてしまいましたが、鰯って本当にうまい魚ですよね。昔いくらでもとれていたころは雑魚だったようですが。あ、でも今年は結構たくさんとれているのかもしれません。この日たまたま市場に寄っていたのですが、10尾で500円くらいで売っていました。昔はもっと安かった気はしますが、でも十分安いですね。とはいえ、それだけ買ってもさばききれないなーと思って諦めましたが…。

そしてお味噌汁。青のりでした。

なぜか最後にウニ。これも先ほど食べているのですがお寿司にするとまた違って良いです。

そして締めはマグロの細巻き。紫蘇の香りも素敵です。

この後にデザートとして自家製の煎茶アイスをもなかで包んだものをいただいたのですが写真撮り忘れました(笑

手渡しされると携帯を構える前に口にもっていってしまうのです(笑

あ、タイトルにワインとかきましたがメニューにはたくさんあったのです!そしてひいらぎやは今回は日本酒で攻めたのでした…。次はワインとのマリアージュを楽しむのもいいかもしれません。次回はそうしてみます。

店舗情報

店舗名 鮨 一誠
住所 石川県 金沢市 安江町12-28
電話番号
076-225-7680
営業時間 17:00〜、19::00〜。
定休日 日曜日、月曜日が祝日の場合は連休最終日の月曜日休み
鮨一誠 お店の前
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