金沢で地元のものを「じわもん」といいます。家庭でつくるお惣菜も「じわもん」です。とりあえず地元のものがじわもんです。そんな「じわもん」であふれているのが、鶴来(つるぎ)にある「JA白山ファーマーズマーケット よらんかいねぇ広場」です。
鶴来は映画「ゼロの焦点」にも出てきたような場所なのですが、ほのぼのとしたところです。今は平成の大合併で「鶴来町」という地名はなくなり今は白山市となっています。ここにあるJAのマーケットがこのよらんかいねぇ広場です。「よらんかいねぇ」というのは「よっていかないの?」という意味だとひいらぎやは少し長い石川生活で認識をしています(笑)
鶴来は金沢中心部面から向かうと白山比咩神社との間にあります。ですので、ご祈祷を受けた帰りに寄ってこれるのです。
さて、ここの品揃えがおかしいくらいすごい
旧鶴来町というのはすこし海からは遠いのです。少なくとも海から鶴来町という間にはたくさんのスーパーがあります。でもなんかよくわからないのですけどここの魚の品揃えがおかしい。すごい。おかしいくらいすごい。
こんな感じでいろんな魚…というか今見てみるとこの写真にはエビとイカ、甲殻類ばかりが手前に見えていますが、子持ち甘エビがこの漁で580円、ガスエビも680円です。あ。ガスエビも石川の方以外にはなじみがあまりないかもしれません。殻が固くてとげとげしているのですが、とてもおいしいエビです。ただし足が早い(痛みやすいという意味ですよ?)ので、昔は漁師さんしか食べられなかったというエビです。漁をすると、あばれて「がさがさがさがさ」というからそれがなまってガスエビという名前になったとかなんとか…。あ、ちなみに上の写真にでていた子持ちの甘エビもやすかったですが雄のエビはこの季節やはり卵をもっていないということですごい値段で売られていました。子持ちでこの値段なのだから…という感じですね…。
生の豆アジも300円です。量をみてこれはさすがに量が多すぎだろうと思ってパスをして、もうちょっと小さなパックを買ってきました。
小さなパックがこちら。180円です。帰ってきてから一匹ずつ開いて唐揚げにしたのですが35尾ほど入っていました。もちろん新鮮です。35尾でこれだったのですがきっと300円の先ほどの袋はきっと倍以上入っていたんでしょうね。たべられないよ(笑
ひいらぎやは生まれも育ちも庶民なのでこういったお魚がすきなのですが、もちろんぶりやら鯛やらも尾頭付きでどーんと販売されています。是非ご覧になって頂きたいです。
そして、お魚だけではなくてJAファーマーズマーケットというだけあって野菜もすごい
一緒に並ぶのは野菜類です。これは地元の農家さんが持ち込んでいらっしゃるのだと思いますがちゃんと生産者の方のお名前が入っており、また、同じやさいでも生産者のちがいでいろいろとあったりします。よく見る野菜は当然新鮮でしかもやすいですが、余り見ない野菜もあります。
こちらはひらたけ。ひいらぎやが知っているひらたけとは笠のサイズがちがいます。どうしたのこれ…。しかも200円。
こちらは四角豆。カレーの副菜などでつかわれることもあるようですが、こういったお店でしれっとおいてあってもお料理の仕方がわからないですよ。楽しすぎます(笑)
こういった新しい食材があるというのはうれしいですね。今の時代Google先生にお伺いを立てればわからないことなんてありません。サクッと料理できちゃって、新しい味に遭遇できます。しかし100円て…。
こちらはまいたけ。マイタケはもちろんスーパーで気軽に購入できるきのこですが、このマイタケはスーパーでみるものと形が違います。どっちがいいのかはわかりませんが、こういった見慣れない物があるだけで楽しくなってきます。
そんなこんなで新鮮な580円の甘エビを少しだけゆすいでいただきました。めっちゃくちゃ甘くておいしゅうございました。これお店で食べたらおいくらするんだろうというレベル。
この地域に住んでいてとっても幸せだなぁと思うわけです。また、あちら方面に行ったら寄ってくるしかないのでした。
店舗名 | JA白山ファーマーズマーケット よらんかいねぇ広場 |
住所 | 石川県白山市井口町に58-1 |
電話番号 | 076-273-3002 |
営業時間 | 9:00〜19:00(鮮魚のコーナーは16時くらいには閉まっている気がします) |
定休日 | 年中無休 |