ひいらぎやが住んでいる石川県には、全国のしらやまさんの総本山である白山比咩(ひめ)神社があります。日本書紀に一度だけでてくる菊理媛尊(くくりひめのみこと)という女神をお祭りしている神社で、菊理媛尊は黄泉の国に伊弉諾尊(いざなぎのみこと)が伊弉冉尊(いざなみのみこと)を連れ戻しに行ったところ、に二人の間に現れて仲裁したとあります。ただしこのときに何をどう言ったのかについては記述がなく、ただ、伊弉諾尊がそれに納得して帰って行ったとあります。このエピソードから和合の神として、そして「くくりひめのみこと」の「括る」というワードから縁結びの神様としてまつられています。なお、このエピソードは縁を切るという意味合いにもとれるので、不要な縁を切りたい方が参拝される方もいらっしゃるようです。
朔日詣り(ついたちまいり)
さて、日本全国の神社でもあるとおもうのですが、毎月朔日(=一日)にお参りにするという習慣があります。ひいらぎやは石川県に来て知ったのですが、この白山比咩神社には非常に多くの方がお参りにいらっしゃっており、毎月一日は朝4時から30分ごとにご祈祷がされています。ひいらぎやは学生の頃から近くのお店で供される朔日詣り参拝客向けの朝がゆを近くの飲食店に食べに行く目的でご祈祷ではなくお賽銭を投げて手を合わせに通っていました。
社会人になってからはなんとなくしっかりしたご祈祷をうけるようになり、その後も毎月通っています。ただ、タイトルにも書いたように月詣りということで、平日の一日に行くのは難しいので、最初の休日の午前中にお参りするようにしています。
2021年11月のお朔日詣り
先ほど書いたように毎日1日は朝4時からご祈祷があるのですが、普段は9時からです。休日は他のいろんなイベントともぶつかることがあり、なにも考えずにご祈祷にはいるといろんなオプションが付いていたりします(笑)
花祭りのことがあったりなのですが、今回は七五三でお子さんがたくさんいらっしゃっていて、月詣りと七五三のご祈祷が同じ場で行われていて、祝詞(のりと)の中で全員の名前が読み上げられますがその時に月詣りと子供の健全な成長が分けて読み上げられていました。今回の参加した時間帯はは七五三のお子さんがとてもたくさんいらっしゃっていて、もちろん長い時間頭を下げて待っていると言うことも出来ずという事なのだと思いますが、いつもありがたいお言葉があったりするのですがそういった言葉は省略され、そしてお神楽の奉納も毎回あるのですがこれもショートバージョンになっていました。
月詣りの効能
さて、月詣りになぜいくのかということを初めてのこのエントリでは書いておこうと思います。ひいらぎやとしては、月に一度ご神前で自分がやりたいことを思い出すことが一つの目的です。また、心を空っぽにして自分が取り組んでいることが正しいんだったかと言うことを考えたりもしています。
そして神社で手をあわせるときにお願いすることがありますよね。その時に今の自分の望みはなんだったかというのを見つめられます。自分の望みを明確にしてすすめていくというのはこのブログで何度か書いてきたのですが、ここにもつながったのかと今思いました(笑)先ほどの引用には昨日の「ザ・コーチ」のエントリをあげました。
また、もう一つ。神社の参道にはいろいろな効能があると思っています。これは別のエントリで書きたいと思いますが、その一つに季節を感じられるということがあります。自然が一杯の表参道は、春夏秋冬を本当に強く感じられます。季節の移り変わりを感じ、そしてその季節にやらないといけないことを思い出すというのもとても大きな意味合いがあります
ということで少し今日の写真を。
表参道。今日はいつもより参拝客が多かったと思います。
頂いたお下がり
ご祈祷が終わるとご祈祷の時に祭壇で清められたお下がりを頂くことができます。本日頂いたのはこんな感じです。霜月の御幣とご新撰の落雁と海苔、そして御神酒です。以前はお箸などもはいっており、自宅に大量に箸があったりしました(笑)毎月消費できる物をという声があり、このような食品中心になったそうです。また、以前はそれぞれバラバラに袋に入れていただいていたのですが、最近はセットで箱に入っていますね。