4月の月詣りは春うらら。植物の芽生えが美しい時期。今月の言葉は「歳寒の松柏(さいかんのしょうはく)」。

4月最初の週末に行ってきました恒例の白山比咩神社です。今回も表参道からお詣りしましたが、脇の林には植物がたくさん芽吹いており春を感じさせます。そして今月の言葉は今の時勢、今の時期にぴったりの言葉でした。

参道

表参道の最初の鳥居をくぐって突き当たりを右に曲がったところから参道がずっと見渡せます。ここからいつも写真を撮るのですが、今月はこんな感じ。雪は全くなくなっていて、緑があざやかです。ちょうど陽も差していました。

ここから写真を撮ると必ずといっていいほどこの写真のような帯が映ります。ここから聖域と言うことでしょうか。一度どなたかに伺ってみたい物です。

季節柄か表参道の脇の早足の自然が豊かです。ワラビのようなシダ植物が芽生えており、おそらくしばらく前に生えてきた部分は下側に扇状になってひろがっています。本当に力強い。

表参道脇の琵琶滝です。今月はちょっと水が濁っていました。上流でなにか工事でもしていたのかしら。

ご祈祷

ご祈祷には子供たち…というにはもっと幼い赤ちゃんがたくさんいました。それぞれ別々の家族でいらっしゃっています。

ご祈祷のときにはそれぞれ目的と名前と住所(今時賛否両論な気もしますが)が読み上げられます。今回は初宮参りの家族がおおかったようです。8月9月くらいに生まれた子が中心でした(誕生日も読み上げられていました)。

今月の言葉

そして今月の言葉はこちらです。「歳寒の松柏」。論語からの出典のようです。

歳寒は寒さの厳しい季節、いってみれば冬ですね。そして松柏はそのまま松(まつ)と柏(かしわ)です。松や柏は冬でも葉を落とさず、青々としているというところから、逆境にあっても屈しない姿勢を示す言葉だそうです。

この説明文にもありますが、新年度を迎え、新しい組織やポジションに身を置く人もおおいでしょう、逆境でもしっかりと進んでいこうとあります。また、この時期の逆境と言われると新型コロナウイルス感染症、そしてウクライナ危機が頭に浮かびます。こういったときに自分ができることを考えていきたい物です。

この説明書きにはありませんが、逆境にこそ人の真価がわかるという意味もあるそうです。こういった中でこそしっかり歩んでいけるように意識していきたいものです。

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