Web Search Engine and Generative AI

GenerativeAIを活用できるかの勝負。人々がWeb検索を味方に付けた頃よりも大きな変革になるか。

ここいくつかGenerativeAIをつかっているという記事を書いたような気がしますが、遅まきながら触ってきてこれは本当に大きな変化です。ちょっとびっくりするくらい。

この間、テストで簡単なプログラムを書いていたのですが、ちょっと数字が合わなかったのです。ちょっとした数字なのですがなぜだろうと思って、ChatGPTに聞いて見たら計算式のあやまりというか、初期値の扱い方がちょっと間違っていたらしくそれで数字が合わなかったということがわかりました。

こう言うのって、なかなか人には聞きにくいです。でも相手が機械だとおもうと気軽に聞けます。こいつはちょっと抜けてるやつだと学習されているかも知れませんが(笑

Web Search Engine and Generative AI

Webと検索エンジンが出現したときよりも大きな変革となるか

僕が学生のころ、なんとかノートパソコンを買って、大学のWi-Fiにつないでそしてそれを持って授業やゼミに出ていたころ。まだパソコンをもって授業に出ている人たちなんていませんでした。

大学のゼミではネットにつながっているパソコンを持っている我々はリアルタイムでわからない言葉を検索エンジンに突っ込んで、議論のまっただ中で知らない知識をその場で頭に詰め込んで、さぞ昔から知っていたかのようにその知識を使って質問をしたり議論に参加出来るようになりました。

それ以前の人たちはそんなものが無かったので、打ち合わせ前に必要な知識をできるだけ頭に入れてその上で説明し、そして議論をしていたのです。知らなかったらそこで話はおしまいの世界です。

それが「パーソナルコンピュータ」といっても、最初のPCではなくて、皆がポータブルのノートパソコンを持ち、そしてそれがネットにつながった世界では、その場で物事を検索することができるようになりました。これは世界中の人がまとめたWebの世界の知識をその場で調べられるようになったからです。

この時点で、ポータブルに使える機器でネットに書いてあることを検索出来る人たちは、Webという仮想的な外部知識を得て、議論の幅が拡がり、そして大きな仕事ができるようになりました。これはそれができない人たちと比べると本当に大きな違いです。

「情弱」という言葉はまさにそういったことを指すのでしょう。

これが、今は次の段階を迎えているのだと思います。GenerativeAIとお話しできる人とそうでない人です。

GenerativeAIのインパクト

もうこれは散々言われていることですが、GenerativeAIは月々たかが数千円で様々な方面の専門知識を持つ有能な秘書を雇うのと同じ効用があります。

  • 言いたいことのポイントを絞ってめんどくさい敬語を使ったメールの文章を作ってもらう
  • 何かしらの記事の概要を一目でポイントがわかるようにまとめてもらう
  • 入力と出力、その計算式を自然言語で伝えてプログラムを書いてもらう
  • 絵のイメージを伝えて具体的なイラストにしてもらう

こういったことが、一つのインタフェイスからできるようになってしまいました。これってそれぞれ別の専門知識が必要なことがらで、全部できる人を雇おうと思ったらいくらかかるかわかりません。というか自分よりも有能な人を雇うなんてちょっとよくわかりません(笑

このような有能な秘書を雇っている人と個人が一対一で戦った時にどちらが勝つでしょうか。答えは明確です。そういう世界に世の中は入ってしまいました。

以前はWebの情報を検索して自分でまとめていましたが、そういった情報を既に学習しているエンジンが、質問に応じてその知識をまとめ直して渡してくれるのです。Webが人の脳の外部ストレージになった時と比べると、それにさらにストレージにたまった情報を必要に応じて処理して必要な形で渡してくれるCPUがついているのです。

え、GenerativeAIは真顔で嘘(ハルシネーション)を吐くじゃない?って。はい、その通りです。でも、それは人でも同じです。部下(上司もですけど)が、正しいことを言っているかという判断は今でも我々の責任としてついて回っています。どのようにきくと、私の意図通りの答えを引き出せるか、たとえそれを言う本人が正しいと思って話していることでも間違っているかも知れないと思いながらきけるか、こういったことは対人間でも同じです。

今後人に求められること

AIに仕事を奪われるという話題が良く出ますね。

AIにでもできるような決まり切った仕事はAIにとられるでしょう。そしてそれはAIに任せておけばいいです。AIをどう使ってクリエイティブな発想ができるか、何をきくか、きいた結果からどんな面白いことができるかそういったことがこれからの人間の仕事になります。

そして、早めにそういった練習をするためにいくつかのGenerativeAIとお友達になっておくのがいいでしょう。

現在30歳〜50歳くらいのひとたちは「インターネットを作ってきた人」と「生まれながらにインターネットを使ってきた人(インターネットネイティブ)」との狭間の世代で、いろいろと大変でした。

今この時代に生きている人は「GenerativeAIを作ってきた人」となれるかもしれません。そしてこれから生まれていくる子供たちは生まれながらにGenerativeAIとともに暮らし、もしかしたら生まれたときから自分の人生を見ているCompanionAIと一緒に育ちそのAIがずっと面倒を見てくれる?かもしれません。

そういった世界線ではGenerativeAIにできるだけ触れていくのが得策のように思えます。少なくとも今の時点では。

ちなみにアイキャッチは

ちゃんとChatGPTにつくってもらいました。サーチエンジンとGenerativeAIをイメージしたようです。

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