このブログを書くに当たって、今回ではなく2ヶ月ほどで放置してしまった3年前(笑)は、せっかくだから自分でサーバを立ち上げて久しぶりにいろんな設定をしてそして…とおもってOSのインストレーションから始めたのでした。
実は物理サーバとしてWebサーバとメールサーバを運用していたことがあり、というか3年前までしていたのですが、物理サーバはどうしても故障したときの対応が面倒なのと(実際にメモリが壊れたときは結構大変でした)、物理的なサーバの手配、DNSの管理、グローバルIPアドレスの確保などそれぞれ設定を別でやらないといけないところも楽をしたくて、クラウドにサーバを建てることにしました。クラウドに建てれば物理的な設定とNICに割り当てるIPアドレスは業者さんにまとめてお願いできてしまうので。DNSだけは今でも別サービスです。
サーバの用意
世の中には、SaaSやらPaaSやらHaaSやらいろいろとあるわけですが、設定をしっかり自分でみたいということもあり(まぁこれで結局ある程度のコストはかかってしまったのですが)、さくらのクラウドにCentOSをインストールして使っています。
サーバの用意自体はそこそこ簡単で、Webから契約して、CPUやメモリの量を適当に選んでしまえばまぁ簡単に使えるようになります。パソコンを組んだことがある方は、秋葉原でパーツを(しかもジャンクで)買ってきて、くみ上げて起動したときの喜びがわかると思いますが(笑)、そういったものは全くなく、ですが、サクッと起動してバーチャルコンソールにインストーラーの画面が出てきたときになんとあっけないと逆に感動をしたりしました。
で、今は3年前にインストールしたCentOSをアップデートして使っているわけですが、ご存じの通り?CentOSは今年中でメンテがおわるので、早々に引っ越しをしないといけません。物理サーバの時もそうですが、もう一台サーバを用意するかディスクだけ追加して今あるディスクを外からマウントする形でデータを移行するかとか悩んでいます。ちゃんとしらべたらクラウドっぽい簡単な移行ツールがあったりするのだろうか(まだ調べていない)。
あとはIPv6ですが当時住んでいたマンションに標準で提供されていた接続はIPv6に対応していなかったので、別途契約が必要だった(金払えよ)のと、さくらのクラウドでもIPv6のアドレス追加は有料だった(金払えよ)だったので今でも継続的にIPv4だけです。今住んでいるアパートもv4だけなので(金払えよ)、引っ越すことがあったらサービスから検討したいと思います。
ソフトウェアの用意
サーバとソフトウェアと分けてしまいましたが、サービスを提供するのがサーバなので、一台のPCの上に複数のサーバが載っていたりと言うこともあるわけです。この辺はたまにソフトウェア的なサーバの議論をしているのに、ずっと物理的なサーバの話をされていて違うよ!といいたくなることがあります(笑
で、ここではソフトウェアの用意のお話し。メールサーバとかデータベースサーバとかWebサーバのことですね。
物理的サーバのところでとりあえずCentOSと書きましたが、当時もubuntuかCentOSかという状況だったのですが、脳死状態でどっちでもいいやとおもってCentOSにしました。いやまぁubuntuにしておけば、さっきのサービス終了問題は無かったですけどそれは結果論。で、CentOSの上にソフトウェアサーバをインストールするわけです。
メールサーバ周り
まずは、物理サーバの上で動いていたメールサーバの移行をするためにpostfixの設定をしました。postfixでは、このhiiragiya.netだけではなくて、他に2つのドメインのメールの送受信ができるようにしたので、これがちょっとめんどくさかったのでした。もちろんSSLにするのですが、サーバ証明書を一個しかもてなかったりとか。
postfixはメールを送信してから、受信する人のメールサーバまでの配送(受信)を担当するSMTPの実装で、サーバから各ユーザがメールを取り出すのがPOPやIMAPの実装にはdovecotを選びました。まぁ定番です。これもマルチドメインでちょっといろいろとめんどくさかったのですがなんとかグーグル先生にお伺いを立てながら設定をしました。
なんとか動かして物理サーバにあったメールボックスを形式変換して放り込んでなんとか生活できるようになったので次こそはブログ用の設定をしていきます。
ちなみにメールサーバ周りは3年経ってもパッケージアップデートくらいでほぼ設定は変えていません。
Webサーバ周り
Webサーバはよく使っていたのはapacheだったのでというか選択肢これくらいしかなかった時代が長かったのですが、やっぱり今時は(3年前です)nginxだろうと思ってnginxで環境を構築しました。まぁとりあえずトップ画面が出てしまえばおしまいなので、これはサクッと終了した覚えがあります。そしてその上で動かすCMSとしてはwordpressを選択しました。学生時代(何年前だ)はmovabletypeをNetBSD上のapacheで動かしていたのですが、これも今時はwordpressだろうと。movabletypeなんて検索しても出てこないですね…。
実は今回もこのサーバを使わないでブログサービスを使えばいいかなともおもったんですよ。でもググったらwordpress一択という更新日が1ヶ月前という最近のページを最初にみつけてしまい、んじゃそうするかという流れでこちらにしました。
実は70記事くらい放置してあったので、それなりの流量のトラフィックが入ってきていたみたいで、なにげにいいかもと思ったのですが、まぁいろいろと思うことがあり再スタートすることにして、すべての記事を非公開にしています。後から読み直して再編集して載せるかもしれません。
で、今回エグかったのがwordpressの編集方法です。今でもさっぱりわかりません。3年前に自分が書きやすいように、インストールしたはずのpluginたちが軒並み激しくアップデートされていて、何のために入れたのかわからないほどに記憶もどこかに行っていますし、見た目も変わっていて書き方がさっぱり…。
という状況で今も記事を書いていて、ちょっとずつ前の記事を直していたりします。デザインと合わせてなかなか難しいですね。
ま、頭の運動なのでまったりとやってこようかとか。
メディアコンテンツ
で、3年前に是非ほしいと思ったのは、ブログのカバーとかに入れるちょっとかっこいいイラストや写真。今回も何枚か既に使っていますがこれはやっぱり自分で用意するのは無理なので、サービスに登録することにしました。そういえば超最近デジタル庁関連の方がそういうのを勝手に使っていて問題になっていましたね…。
で、これも超ピンキリで質も量もなかなか選ぶのは大変です。月何枚までダウンロード出来て数千円とか一個ずついくらとか、ちょっとやってられないので、サブスク形式で何枚でもというやつがほしかったのでこれは探しました。一ブログに一枚使って一日一本書くなら月に30本になります。さていくらなら出せますか?というお話し。
僕はこれに加えて発表資料なんかで使う絵もあるとうれしかったので、もうちょっとハードルは低くなりました。以前、某イベントを主催したときに「キャッチーな」スライドを作ろうとして一番大変だったのは、絵の素材を探すこと。ちょうどいいイメージと、資料全体の統一感を合わせようと思うと、その辺のフリー素材だととっても難しい。資料作る時間2時間とかに対して素材をググって探す時間はその倍以上かかったと思います。というのもクリアできるといいねと思って、サービスを探しました。
結局登録したのは、Story Brocks です。当時は名前が違っていてgraphics stocksだったと思うのですけど、今は絵だけじゃなくて、ビデオやオーディオの素材も売っています。確か僕も最初に使ったのはなぜか波の音がほしくてそれだけを使うために登録したような気がします。あれ、でも当時は音はなかったのかな…。忘れてしまいました…。
ここは、絵だけでもベクター、イラスト、写真とわかれていて、検索するとたくさん出てきます。で、一年契約で$99なので一万円強。月1000円くらいですね。それくらいならブログと発表資料につかうのであればいいんじゃね?ということで契約したのでした。今使っているのもそれです。びっくりすることに値段は変わっていませんでした。
そういえば、以前契約していたので、restartというボタンから契約したら、以前の日付を覚えていたのか10月に入ってからの契約なのに、renewal dateが4月の確認メールが来て何でやねん!とおもったけどWeb上は10月までになっていたのできっと大丈夫でしょう。きっと…。
ということでこんな構成でブログを書いているのです。
こういうのが楽しかったりするので良いのですが、まぁ楽なのはサービス使うことですよね(笑)。セキュリティアップデートがあれば勝手に対応されるし、システムのアップデートをして下手こいてパッケージの依存性壊してブログこわれましたとかそういうのもありません(笑)
逆になんでも自分勝手にできるというのはメリットです。そういえば、サーバの性能をケチっていたら激しく遅かったのでおととい、メモリだけ増やしました。そういうことも出来ますし、上で説明したソフトウェアサーバを好きな物動かせますし、まぁ、頭の体操にはなります。
ということで、引き続きこの環境でブログを書いていくのです。どうぞご贔屓に。