Voicyを聞いていて「〜が関の山です」という言葉があるチャンネルでよく使われていて、そういえば関の山ってどこよ?というか何を指しているのかと思って調べてみました。どうも大別すると二つ説がありそうです。
とりあえずは関町の山車
関の山の「関」は今は三重県亀山市に市町村合併された関町のことで、「山」は山車のことのようです。八坂神社の祇園祭に出されたとか、関神社の夏祭りで出されたとかどこで出されたのかもいろいろあるようですがとにかく、関町の山車というところは共通のようです。もしかしたら同じ山車が色々なお祭りで活躍したのかも知れませんね。
関町の山車がどうして今のような意味になったか
関の山というと、どうがんばってもそこまでしかできないだろうというネガティブな意味を持つ言葉です。
で、どうして関町の山車がそういう意味を持ったのでしょう。ここが2つの説がありそうです。
- 関町の山車は大変素晴らしいものでどうがんばっても関町の山車を超えることができない
- 関町の道は狭くて、山車を通すのが精一杯でその他にもう通せない、もしくは、すでにたくさんの山車があってそれ以上作っても狭い町では使うことができない
というものが見つかりました。
うーん。1番目は何か不思議です。そう、先ほど述べた意味だと、どうせ関市の山車程度のものしかつくれないだろうという形になりそうではありませんか?関市の山車がすばらしいものであったとしたら、それは褒め言葉になりそうです。
2番目はもう作っても実際には使えないという意味ではしっくりきますね。もしくは、1番目の理由でも、関市の山車は素晴らしいものと言われているけれど、所詮その程度のものであまり良くなかったという意味が当時から含まれていたのでしょうか。
ちなみに亀山市の事業として民族史をまとめたとしているホームページには後者で載っています。ただ、どちらにせよ両方の説自体の由来も興味がありますね。また時間が有るときに調べてみたいと思います。
(本記事は2018年10月6日 8:49 PMに公開した投稿に追加・加筆したものです。たまたまちょうど3年前…。)